4月に入社される学生の方の卒業制作展に行ってまいりました。
学科には油彩画、版画、陶芸、ガラス造形など色々なコースがあり、
なかなかクオリティーの高い作品がいっぱいでした。
内定者の作品はガラス造形でした。
ガラス細工は型に流したり、削ったりできないので抽象的な作品が
多いように思いますが、みごとに空をイメージした作品に仕上がっ
ていました。
タイトルが「セツナソラ」空は絶えず移り変わって同じ形を留めない。
そんな切なさを表現している作品です。
鴨長明の方丈記「ゆく河の流れは絶えずして、しかももとの水にあらず。
よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて、久しくとどまり
たるためしなし。」
を思い浮かべてしまう作品でした。
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