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  • 日生のチラシですが、ちょっと感動したので載せておきます。
    友人から話を聞いたらつい入ってしまいそうです。:cry:

    ——————————————————–

    『父の残してくれたもの』

     高校三年生の春、父が他界した。ガンの発病から半年。四十四歳だった。「大学進学はどうなるの」弟と妹を含む家族四人の将来より、自分のことしか考えられなかった。
     不安な気持ちが高じて、中間テストで白紙答案を提出した。学校から母に連絡が入ったらしいが、怒る様子もない。その代わり、一冊の貯金通帳を見せてくれた。
     退職金、香典、そして生命保険の死亡保険金が入っている。
     「大学に行きなさい。ただ、受験に失敗しても、お父さんのせいにしないでよ」
     わがままな自分が恥ずかしかった。新しい仏壇の前で、私は涙をこぼした。
     幸い、J女子大とT短大に合格した。学費が少なく、就職に有利な方が良い。迷わず、T短大に行こうと思った。
     「合格祝い」に母と銀座で食事をした際、意外なことを聞かされた。
     「お父さんはJ女子大に行って欲しいんじゃないかな……」父と進路について話したことはないが、私は母のアドバイスに従うことにした。
     後になって母から聞いたことだが、父は大学四年間に多くの友人に恵まれ、何より大切にしていたという。
     最近、大学時代の友人と「親子」で一時を過ごすことがある。母親同士になってさらに親密な仲になるとは、予想もしないこと だった。どことなく父の面影を思わせる四歳の息子を見ていると、父との「距離」まで縮まった気持ちになってくる。

    埼玉県 36歳(主婦)

    【出典】生命保険と私:生命保険協会

   

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