2007年問題。
15年ぐらい前に,あるメインフレーム・メーカーのハードウエア設計者がこぼしたことがあった。「お恥ずかしい話だが,メインフレームの開発中にデジタル回路が正常に動作せず発振してしまった。原因究明にはアナログ技術が必要なんだけど,アナログのスキルが現場に継承されておらず,分析が進まなかった。しびれを切らした部長が『アナログのわかるやつを連れてこい』と部下に探させたら,なんと取締役が来ちゃったんだよ(笑)」。
というような笑い話がITProの記者の目でありました。しかしこのことはメインフレームを中心とした基幹システムを抱える企業に例外なく当てはまるようです。今のプロジェクトも中身がわかる人がほとんどいなく「触らぬ神に祟りなし」状態です。
こういうことからもわかるように私たちの世代は再構築の世代になることは間違いありません。ある意味大きなミッションを背負っているということですね。そこに我々の存在意義があるということでしょう。
http://itpro.nikkeibp.co.jp/free/ITPro/OPINION/20040318/141592/
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